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「ねぇ、ダイスケは京都の大学を受けるの?」
新学期が始まって最初の部活の日。
部活前の部室で、あたしはジュースを飲みながらダイスケに尋ねた。
「いいや」
ダイスケは、参考書に目を落としたまま答える。
「どうして?」
京都には、ユキコ先輩がいるのに。
京都の大学に行ったら、そばにいられるんだよ?
「どうしてって……前に話したことあるだろ。
俺、行きたい大学の行きたい学部があるんだ。
だから勉強のために、高校では部活が毎日あるテニス部に入るのも避けたわけだし」
あぁ、そうだった。
「でもさ、恋人が京都に行っちゃったなら、自分も行きたくなるものじゃないの?」
「ねぇ、ダイスケは京都の大学を受けるの?」
新学期が始まって最初の部活の日。
部活前の部室で、あたしはジュースを飲みながらダイスケに尋ねた。
「いいや」
ダイスケは、参考書に目を落としたまま答える。
「どうして?」
京都には、ユキコ先輩がいるのに。
京都の大学に行ったら、そばにいられるんだよ?
「どうしてって……前に話したことあるだろ。
俺、行きたい大学の行きたい学部があるんだ。
だから勉強のために、高校では部活が毎日あるテニス部に入るのも避けたわけだし」
あぁ、そうだった。
「でもさ、恋人が京都に行っちゃったなら、自分も行きたくなるものじゃないの?」


