恋する星曜日~Pure Love Story~

「なんだよ、過保護なカレシだなぁ」



その人は苦笑して。



「じゃあ、セーラちゃんじゃなくて、カヨちゃん! 1杯どうぞ」



ターゲットをカヨに変更した。



「いえ、あたしもお酒は……」



「1杯だけ!」



「え……」



カヨに差し出されたビールグラスは――



「お前なぁ、カヨちゃんも高校生だから……」



阻止しようとしたカイト先輩の言葉が終わる前に


横から五味先生が無言で奪って、飲み干した。




「なんだよ、五味は関係ないだろー」



その人の不満そうな顔に、五味先生は――