恋する星曜日~Pure Love Story~

振り向くとそこには、大学生くらいの男の人がいて。

カヨは、その人にどこかで会ったことがあるような気がしたという。


その人はカヨとオジサンの間にサっと体を滑り込ませると、

「この子、俺の妹なんだけど。何か?」

と、オジサンにすごむ。



「えっ、いや、別に……」



突然の兄登場でタジタジになったオジサンは


「カヨちゃん、またねっ」


そう言って、サッと退散しようとしたが――



「待てよ」



その人はオジさんの肩をつかんで立ち止まらせると、カヨのポケットに手をつっこんで。



「ひゃっ」


いきなりポケットに手を突っ込まれてカヨがビクっとする中、その人は、さっきオジサンがカヨのポケットに突っ込んだお金を取り出すと


「ほら、オッサン、忘れ物」


そう言って、オジサンのポケットにお金をねじ込んだ。