恋する星曜日~Pure Love Story~

夕方に塾の授業が終わって、少し時間をつぶした後、待ち合わせのいつもの書店へついたカヨ。

すぐにやってきたオジサンと、店を出て食事に向かう。


春にしては、少し肌寒い夜だった。



「今日は気温が低いですね」



そう言った次の瞬間。

カヨの全身は、凍りついたという。



オジサンがおもむろに、カヨの手を握ってきたからだ。


「え!?」



ワケが分からず、カヨは脳内パニック。


なに? 

この手は、一体、なに? 

父娘として手を握る……わけない……よね……?



手を振りほどくことも出来ずに全身硬直をしているカヨの耳元で、オジサンはこう囁いたそうだ。