その夜、あたし達は寄り添って、明け方まで流星群を見ていた。



「次々に星が流れるから、セーラ、欲張ってたくさん願いごとできるぞ」



カイト先輩はからかい混じりにそう言ったけど。

あたしの願いはひとつだけ。

いくつ星が流れても、全ての星に同じことを願う。



いつまでもカイト先輩と一緒にいられますように。




翌朝、「二人でどこ行ってたんだよ」って部活のみんなに怒られちゃったけど。



先輩からの二度目の告白は……


あたしにとって、どんな小説に出てくる告白よりも、ずっとずっと素敵なものだった。