「――で!? それで、その後どうなったの!?」



7月8日、開校記念日の夕方。

朝になって帰ってきたあたしは、少し眠り、午後になってかかってきたカヨからの電話で目を覚ました。


「今から会おう」というカヨの提案で、あたし達はお互いの家の中間地点である、学校近くのファーストフード店で落ち合った。



そうして、昨日の清里でのことを――

先輩と芝生に座って、星を見上げたとこまで話したところで、カヨは好奇心で目を輝かせて、身を乗り出してきたのである。