恋する星曜日~Pure Love Story~

戸惑うあたしに

「なんてな。セーラは、幼なじみを男としてなんて見られないか」

ダイスケがクスリと笑ったから。


あたしは思わず

「そんなことないよ!」

と叫んでしまい、慌てて口をふさぐ。




「そう? だったら俺達、付き合っちゃおうか」



「はぁ? なにバカなこと言って……」



あたしのその言葉の続きは――



ダイスケのキスによって、封じられた。



その時、チリリンと、どこからか風鈴の音が聞こえた。