恋する星曜日~Pure Love Story~

「俺の苗字、星野だろ?だから、セーラが俺の嫁さんになったら、星野星来になっちゃうなぁって、真剣に考えたこともあったし」



星野星来。

星がダブルになる。


――ダイスケがあたしと同じことを考えてくれていたなんて。



「それって、いつ頃の話?」



「小3くらいの頃かな」



「ちなみに、どうしてその初恋は終わっちゃったの?」



「どうしてだろうな。まぁ、初恋ってそういうもんなんじゃない? なんとなく終わってくもの」



あたしの初恋は、なんとなくなんて終わらなかったよ……



「でもさ、もし俺の初恋があのまま続いてて、セーラに告白とかしてたら、どうなってたと思う?」



「え……」