「あの、もう一つ質問して構いませんか??」




「はい、どうぞ何なりと。」




「あなたは、クラミス王国の方ですか??」




「いえ、私はトハル王国でTRUEの世界を専門に扱う部署に配属されております。

今回はクラミス王国側からの連絡で参りました。」




なるほど…




「そういえば、伝え遅れましたが恭亮様がよろしければ瑠璃花さまへ連絡を入れていただけませんか??

直接伝えたいことがあるとおっしゃっていたので。」



伝えたいこと…なんだろう



でも、話しても良いのだろうか。これは、掟に背くことではないんだろうか。




「しかし、私には掟があります。

主人との接触を禁ずという掟が…」




「分かっております。

しかし電話では接触した内にははいらないだろうということでしたので。

ご連絡して差し上げてはいかがですか??」




「…分かりました。」