そこから王になるための学習の日々が始まった。



でも、王になるなんて言われても何も分かってない私達にとって、授業の時間が増えただけ。

危機感なんてなかった。




その時の私達に分かっていた事…

それゎ優梨愛サマがもぉいない事
そして本当に
家に帰れない事…



この時までは心のどこかで家に帰れると思っていた。優梨愛さまが帰してくれると信じていたから。




だからこそ優梨愛さまの死は2人にとって受け入れがたい事実だった…






試験までゎ城と寮からの外出は緊急時以外許されない。


少なくとも半年は城に拘束されていた…