私達はそっと刹那達の話しに耳を傾ける。


「刹那〜。お前隣のクラスの翼ちゃん?だっけ?と付き合ってるらしいじゃん!」


誰だかわからない男子が私の話しをし始める。


私の話しって……

いやいや、気まずいでしょ。




「それが何か〜」


「お前『ありさ』はど〜したんだよ。」


急に知らない女の子の名前が出てきて、ビクリと胸が跳ねた。


そんな私をお構い無しに話しを続ける。


「は?」


「いやいや。ありさって子と、結構仲良かっただろ?それに可愛かったじゃん。」


私そんな話知らない…


「亜里沙か…別に関係ねぇだろ。」


「いや、気になんじゃん。嫌いになったとか?あ、冷めたか」



信じられない言葉を刹那は吐き出す。


「……いや、ぶっちゃけ今でも亜里沙のことは好きだ。」



……え?

何今の…どうゆうこと?











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