アタシと王子様



「……先輩」



布団を抱え込み小さなイビキをかく先輩の背中をポンポンと叩いてみる。



―…反応なし。



「先輩!起きてもらえませんか〜!!!」



さっきより大きな声で体を揺するとうぅんと唸った。


「おはようございます!!!オーナーが起きて店を…わぁ!!!!!!」