アタシと王子様



「じゃぁ…起こして来てよ?店の上が家なんでしょ?」



「え……でも…」



そんな今は忙しいし離れるとオーナーが困っちゃうし…



戸惑うあたしを向かいに座っている人がキツく睨む。


「お願いね?」



「……オーナーに言ってみます」



小さな声でそう伝え裏へ急ぐと忙しなく働くオーナーへ近づいた。