髪を撫でられながら先輩が笑った。 「猫になった気分…」 「猫みたいですもんね…」 気まぐれでイマイチ掴めなくて… 「餌くれる女の子には誰かれ構わず寄っていくから?」 「……いや…そうでは…ない…かも…」 「結構、一途よ?犬タイプだと思うけどね…好きな子には尽くすし」 「…そぅなんですか」 まるで気持ちの込もっていない返事をしたあたしの手を先輩が突然、掴んだ。 「な…んでしょう?」 「どうすれば桃花ちゃんに俺の真剣な気持ちは伝わるの?」 その目は真剣で戸惑いからなのか生唾を飲んだ。