「高瀬先〜輩♪」 「あ♪瑠璃ちゃん♪おはよ♪」 1年生の澤田瑠璃は日課のように涼平に会いに来る。 分かりやすい積極的な瑠璃の恋心を涼平の友達は適当に応援していた。 「先輩♪」 「あ〜…おはよ」 「どうかしたんですか?元気がないですよ?」 「え〜…あー…そうかもね〜…」 軽くあしらうように返事をすると心ここにあらずの涼平を心配そうに見つめた。