祐介さんて言うのはあたしの2歳下の妹の家庭教師の先生で23歳の大学生。 去年の冬から火曜と金曜の週2回、うちに来る先生。 物腰柔らかで大人で優しくて素敵なお兄様… 「…で?まだ告白してないの?ん?」 近所のオバチャンみたいな顔で興味津々の光を呆れたように見ると首を横に振った。 「ダメだよ…あたしなんか…良くて妹ぐらいにしか思ってないんじゃないかな?」