とりあえず、軽く会釈を返しても先輩は、まだこっちを見ていた。 すると、近くにいた友達に何やら声をかけ走り出しこっちに向かって来る。 「やだ♪先輩がこっちに来てない?」 「来てるよね…」 横断歩道のない道を横切り軽やかなステップを踏むように近付いて来た。 「今、帰り?」 「え…あぁ…はい」 隣にいる光の嬉しそうな顔…