この家に他の女の子が来たりしているのかわかんないけど、レンがあたしの為に何かをしてくれたのが嬉しかった。 レンが買い置きしていてくれたビールを飲みながら他愛もない話をする。 ただそれだけで、あたしの心は癒される。 レンが沢山ビールを用意してくれていたせいで、あたしは次々に缶を開けてしまい、いつの間にか潰れてしまった。 目が覚めた時はもうお昼を過ぎていて、レンの姿はなかった。 代わりにリビングの黒いテーブルの上には頭痛薬が置いてあって、あたしはクスッと笑みを零す。