四季〜二人で歩む季節〜



寂しさは募るばかりだけど、レンの事を信じて待っているしかない。


そんな中、和香ちゃんは夜の仕事を辞め昼の仕事を始めた。


会う事は少なくなってしまったけど、連絡はまめに取り合っている。


あたしも、今まで以上に仕事に集中して、寂しさを紛らわせていた。


「大丈夫?
家に帰って休んだら?」

「いや、またすぐ行かなきゃいけないから。
ちょっとミユの顔見に来ただけだし。」


明らかに疲れた顔をしたレンが、お店に来てくれた。


少しだけだったけどゆっくりと話す事が出来て、あたしの方が癒された気がする。


あたしはまだ頑張れる。