四季〜二人で歩む季節〜



今はただ二人が出す答えを待っていようと思う。


二日間だけ休んで、またいつもの元気な和香ちゃんが出勤していた。


「ミユさん、あたしがこの子を守っていきます。」

「そっか。
応援するし、何か困った事があったら言ってね。」

「はい。」


仕事終わりに、和香ちゃんがコソッとあたしに耳打ちをする。


和香ちゃんはお腹の子を産む事に決めたみたいだ。


不安そうな顔ばかりしていたのに、今では凛々しい顔付きに変わった気がする。


そんな和香ちゃんをあたしは応援していこうと思った。