「残り物で悪いけど、いっぱい作ったから食べてね。」
「いただきます。」
レンも悟くんも、ビールを飲みながらほとんどの料理を食べてくれた。
いつもこの4人でご飯を食べるとしたら居酒屋ばかりで、今日は新鮮に感じる。
「じゃあ、俺達そろそろ帰ります。」
「またご飯食べに来てね。」
「はい、ご馳走様でした。」
「ミユさん、また明日。」
「うん、気をつけて帰ってね。」
悟くんと和香ちゃんが帰り、あたしは後片付けを始める。
「何か、勝手に家に上げちゃってごめんね。」
洗い物をしながら、あたしはレンに謝った。

