四季〜二人で歩む季節〜



「どうしたの?」

「いや、お前名刺置いてってくれただろう?
だから、来てみた。」

「ビックリするじゃん。」


とりあえず、あたしはソファーに腰を下ろし、そして、レンの横に座る人にチラッと視線を移す。


「俺の右腕みたいなもん。」


あたしの視線に気付いたレンがそう答えた。


「悟っす。」


ペコッと頭を下げた悟くんは、人が良さそうなかんじに見える。


「ミユです。
よろしくね。」


あたしは手早く水割りを作って、それをレンと悟くんの前に置いた。


「レンさんとミユさんは、どういう関係なんですか?」