「えっ、いいよ。 家に帰ってきてゆっくり休んだら?」 『少しは寝てるから大丈夫だよ。 お前、もう仕事行くんだろ?』 「うん。」 『じゃあ、またな。』 「またね。」 レンの声が聞けて、少し安心できた。 だけど、不安はいつも付きまとっている。 閉店まで残り一時間になった時、レンは本当にお店に来てくれた。 けれど、疲れているのは一目瞭然でいつもよりお酒の進むペースも遅い。 「来てくれてありがとう。 でも、家帰って寝たら?」 「いや、お前と居る方が落ち着く。」 「レン…。」