四季〜二人で歩む季節〜

散々あたしに愚痴った和香ちゃんは、スッキリした顔をして帰って行った。


本当にあたしはただ話を聞いただけで、それで和香ちゃんがスッキリするならこのくらいの事ならいつでもしてあげたいと思う。


家に帰ってケータイを開くけど、今日もレンからの連絡はない。


あれから１週間が経っていた。



「ミユさん、昨日は話聞いてくれてありがとうございました。」


翌日、和香ちゃんは待機ボックスであたしにペコッと頭を下げた。


そして、彼氏と仲直りしたとも嬉しそうに話していた。


今日はお店が少し賑わっている。