「あたしは…、気にならない事はないけど知りたくないかな。」 「そっか。」 それっきりあたし達は黙ってしまった。 その代わりではないけれど、どちらからともなく口づけを交わし体を重ねる。 言葉にする事が出来ないのなら、せめて気持ちだけでも同じであればいいのにと思った。 お互いのぬくもりを確認するかのように、強く激しく抱き合っていた。 翌日、目が覚めると隣にレンの姿はなく、脱ぎ散らかしたままの服が昨日の情事を思い出させる。 シャワーを浴びて、仕事への準備に取り掛かった。