こんなにも誰かを愛して、必要とするなんて昔のあたしには考えられなかった。 母親にも満足に愛されず、誰かに愛してもらいたいと人一倍思っていた幼き日々。 人並みに恋愛をして傷付くだけだと思い知らされ、いつしか愛される事愛する事を遠ざけていた。 けれど、あたしはレンに出会ってしまった。 傷付く事もあるけれど、また誰かを愛してみるのも悪くないのかもしれない。 しっかり睡眠を取って目が覚めると、レンの姿はなかった。 ボーッとする頭のまま、浴室へと向かい熱めのシャワーを浴びる。