少し酔っていたあたしは、これから目の当たりにする現実を全く予想出来ていなかった。 気分良くエレベーターを降りて、レンの部屋の鍵を開ける。 静まり返った室内からは、物音一つしない。 玄関の電気も点けず部屋の中に入ったあたしは、寝室から微かに漏れる薄明かりを頼りに開きかけのドアを引いた。 その瞬間、あたしの目に飛び込んできたのは、眠っているレンと女の姿。 ベッドの側には脱ぎ散らかした服があって、あたしは手に持っていたカバンを落としてしまう。