そして、日曜日。
仕事が終わり、そのままレンのマンションに向かい少しだけ仮眠を取る。
「ミユ?そろそろ準備しろよ?」
「…うん。」
眠気覚ましにシャワーを浴びて、軽くメイクを済ませ家を出た。
目的地も知らないまま、レンの運転する車が走りだす。
「ちょっとお腹すいた。」
「コンビニでいいか?」
「うん。」
コンビニであたしはパンやお菓子、飲み物を買い込んだ。
「ちょっと遠いから、眠くなったら寝ていいぞ?」
「うん。」
何処に行くのかわからない楽しみと、レンとの旅行が嬉しくて眠気も吹っ飛んでしまっている。

