四季〜二人で歩む季節〜



事を終え、レンは浴室へと消えて行く。


あたしは脱ぎ散らかした服を身にまとい、冷蔵庫の中のビールへと手を伸ばす。


少し汗ばんだ体に、冷えたビールが染み渡る。


「もう飲んでんの?」

「うん。」

「お前もシャワー浴びたら?」

「そうしよっと。」


レンと入れ代わりにシャワーを浴びて、バスタオルを巻いてリビングへと向かった。


「暑〜い。
裸で居たいぐらいだわ。」


両手でパタパタと顔を扇いでいると、レンは突然ベッドルームへと消えて行った。


「ほら、これ着れよ。」


すぐに戻ってきたその手には、あたしが置いていったキャミワンピ。