「そうなんだけどさ。」 やっぱり真琴は浮かない顔をしていて、でもそれは仕方ない事なのかなって思う。 お医者さんと結婚なんて、あたしだって想像がつかない。 子供を可愛がってくれて懐いているとは言っても、きっと色々考えてしまうんだろう。 それからまた少しだけ飲んで、あたし達は別れた。 繁華街を抜けて歩いていると、コンビニの明かりに引き付けられるようにあたしはそっちに向かっていた。 用もないのにコンビニに入ってしまい、あたしはまたビールとミネラルウォーターを買ってしまう。