学校が終わると、 あたしはそのまま冬李の家に向かいます。 「おじゃましま~」 …あっ。今日バイトの日だっけ? 合鍵作っててよかった…! 「じゃあ…っていうか汚い。あれだけ部屋はマメに掃除してって言ってたのに…!!」 脱ぎ散らかした服、 くっしゃくしゃの布団、 差し込みっぱなしのコンセント… 「あたしは冬李の家政婦か!!」 …とか言いつつ片付けるあたし、偉い。 まぁ掃除も料理も嫌いじゃないからね。 有難くおもえよ冬李! 「よし。あとは晩御飯作ってーっと」 ガチャっ 「…………………?」