瞳に映るエメラルド

 ラボにうながされる。相変わらず、変わり映えのしない部屋だ。想像通りの実験室。

手錠を外され実験台につながれかけた時──

「動かないで!」

ダァン!

 白衣を着た1人の女性が、銃を取り出して武装している男たちに1発、発砲した。女はベリルを手でこっちに来いと示し、2人は実験台を盾にしてしゃがみ込む。

「君は?」

 女から別の銃を手渡される。

「マリよ。自衛隊特殊捜査班に属している」

 それに、ベリルは口笛を鳴らした。

「日本にも、そういう部隊があったのか」
「あくまで機密扱い。口外は無用よ」