瞳に映るエメラルド

 破壊しないおかげで、追われてしまうのだ。

いい加減、ベリルも腹が立ってくる。そう思った時、

「!」

 近くに敵の気配。

「……」

 ベリルはしばらく考えて、堂々と出て行った。


「何? 捕まえた?」

 今回は早いな。男は怪訝な顔をした。


 組織のNo.2であるその男は、縛られて入ってきたベリルを上から見つめる。

「……」

 ニヤリと笑うベリルに眉をひそめた。