隣の彼はイケメン兄弟?!

私の足は水につかった。

波がくると足が波にスーッと持っていかれるような感覚。

気持ちいいかも・・・。


隆志は私の横へ並ぶと、


「海っていいな。」

「うん。」


「海好きか?」

「うん。」



「俺も好きか?」


「バーカ。」



「またバカって言った!」

隆志は私の頭をポンと叩く。


「つられて“うん”って答えると思ったのに。」

そんな事いう隆志が少し可愛く思えた。


「言うわけないでしょ!」

私は隆志に向って舌をペロッと出す。

本当に私って子供なのかも?