隣の彼はイケメン兄弟?!

こんな時、彼氏が追いかけてくるのよね。

そんな事を考えながら、私は隆志の方を振り返る。


うわっ!


隆志は本当に私を追いかけて走ってきた!

その姿は、まるでドラマのワンシーンみたいで。

私は思わず隆志から逃げようと、もう一度走り出した。


うふふっ♪楽しい!

っと、その時・・・


「あっ!」


私の足はもつれ砂浜に尻餅をついてしまった。

笑いながら、隆志は私の方へと向ってくる。


「ばーか。」


隆志は私のオデコをチョンと指で突っつく。


ん?ちょっとムカッ!