隣の彼はイケメン兄弟?!

その日の定時後、帰ろうとした私を隆志が呼び止めた。



「木下さん。」


「はい。」


「これお願いしたいんでけど。明日でいいから。」


と資料を手渡された。



「分りました。明日で良いんですね。」


そう言って私は資料を預かった。

一番上にクリップで留められた紙。

その紙を裏返す私。



そこには


『今夜も夕飯食べに行く』


とだけ綺麗な字で書かれていた。



あぁ、この人こんな綺麗な字を書くんだ・・・