隣の彼はイケメン兄弟?!

「何がありがとうなんだ?」


ん?何か聞き覚えのある声・・・。

てか、いつも聞いている声・・・。



「兄さんっ!」


リョウはしまった!という顔をしながら私からすぐに離れた。



「何してるんだ?」


ちょっと疑っているようなそんな目。

でも今の私はそんな事も気にしない。

だって、何も無いって胸張って言えるもの。



「あっ、あのね!リョウが有名な写真家さんの弟子になれたんだって!」

「へぇ。で、抱き合って喜んでたんだ。」

「あはは。」

「花音?」

「ん?」

「罰・・・。」

「えっ?」



チュッ・・・



「ん・・・っ、もぉ・・・たかし・・・!」


キスし終わったのに、私をなかなか腕の中から離してくれない。