隣の彼はイケメン兄弟?!

篠塚満なら私でも知っている。

結構有名なカメラマン。

TVとかでも見た事あるもの。



「本当?」

「あぁ!」

「もう嬉しくて!俺、一番に花音に言いたくて!」



リョウは私の手を離さず、今度はジャンプしている。

余程嬉しいのだろう。



「良かったね!」

「あぁ、本当に嬉しい!」



リョウは私をギュッと抱きしめた。

えっ?

私は少し戸惑った。


でも、リョウは純粋に喜んでいるだけに見える。

だから、私も一緒になって喜んだ。

好きとかそう言う気持ちは忘れて、私も純粋に喜んだ。



「お祝いしなくちゃね。」

「ありがとう!花音!」