隣の彼はイケメン兄弟?!

行き止まりの誰も来ないような場所・・・。


「離してってばっ!」

「何で?いいじゃん。」

「どうせ、君もリョウとやっちゃったんでしょ?付き合っても無いのに。」

「えっ?」

「あいつ、女なら誰でもいいんだよね。可愛い子なら。」

「リョウはそんな人じゃないっ!あなたと一緒にしないで!」


私はトオル君に掴まれていない方の手で頬を叩く。


「痛っ。」


トオル君は、叩かれた頬を撫でる。


「悪い子にはおしおきだよ。」

「えっ?」


ニヤッと笑い、自分の唇を舐めるトオル。


「気持ち悪い・・・。」


私のその言葉に少しイラッとしたのか、フッと鼻で笑うトオル。

すると、私は両腕を掴まれ、その手の強さにバッグが地面へと落ちた。

そして、手を頭の上へとあげられると同時に、後ろを向かされる。


「何するの?やめて!」

「ちょっと待っててね。」


すると、私のワンピースの後ろのリボンをすっと解いた。


「ひゃっ!」

「可愛い声出すね。次は、このファスナー下げるよ。」

「やめて!リョウ助けてー!」


その言葉と同時に、ファスナーが一気に下ろされる。