隣の彼はイケメン兄弟?!

「あら、涼太君も格好良くなっちゃって。あれ?前に行かなくていいの?せっかくのお母さんの結婚式なのに。」


えっ?

お母さんの結婚式???

隆志とリョウのお母さんって、香おばちゃんだったの?!

って事は、この二人って・・・


「たか兄ちゃんと泣き虫りょう君?」

「そうよ?のんちゃん、今頃分かったの?ってか、ほらっ、式が終わったわ。今からフラワーシャワーだって。」


そう言って、お母さんは教会の外へと歩いて行く。


「リョウ知ってたの?」

「あぁ。てか、さっきの“泣き虫”ってわざわざつけなくてもよくねぇ?」


リョウは恥ずかしげに頭をポリポリとかいていた。


「ねぇ、早く、この手離してよ!」

「ヤダね。」



「ヤダじゃない。」


私達の間に誰かが割って入ってきた。

私とリョウの手は誰かの手によってむりやりはがされる。

それは、もちろん・・・