隣の彼はイケメン兄弟?!

よくよく考えると、髪の毛を美容室でセットしてもらいたいし。

そんな時間も考えると、前日実家に入った方がいいかなって。


そして、朝、私は前に通っていた美容院へと行った。


髪の毛を綺麗にアップ。頭の上には小さなお花が散りばめられ、横から出た毛はくるくるとカールされている。

それに、淡い黄色のふわふわの膝丈のドレスを着て出来上がり。



「あらぁ、のんちゃん似合うわよぉ!」

「お母さんも早く着替えないと!」

「あら、そうだったわ。」



うちのお母さんは何処までのんびりしているのだか。


そして、私達は電車に乗って、小さな町の教会へと向った。

着いた所は、本当に可愛らしい小さな教会だった。


木々に囲まれていて、朝だからか小鳥さん達が歌っている。


「ねぇ、お母さん?香おばちゃん、ここで式挙げるんだね。」

「あんたも挙げたくなった?」

「うん、でも相手いないし。」

「えっ?いるじゃない。」


はっ?お母さん何言ってるの?


私は自分にはいるなんて知りません。

それに、今まで恋の話なんてした事ないじゃないっ!