隣の彼はイケメン兄弟?!

「うん、楽しみだなぁ。おばちゃんのウエディングドレス。」

「お前も、すぐに着ようと思ったら、着られるさ。」



私はこの言葉をスルーした。

隆志は、ちょっとムッとした顔してたけど、それもスルー。

私、結構隆志の扱い慣れてきた?なんて。


「おばちゃん、ブーケトスとかするのかなぁ?ブーケ欲しいなぁ。」

「たぶん、するんじゃないか?」

「何でそう思うのよ。」

「だって、結婚式だろう?」

「そっか。」

「そうだ。」


隆志は私に向ってフフッと微笑む。

とりあえず、私も微笑み返したけど、何でそんなに自信満々なんだろうか?


「まぁ、相手がまだいないけどね。」

「そんなに襲って欲しいのか?」

「ばか。」


そして、も早いものでもう土曜日。

私は結局前日の夜に実家に入った。