隣の彼はイケメン兄弟?!

「ねぇ?リョウって今何処にいるんだろう?帰ってきてないみたいだよね?」

「さぁ?そんなに涼太が心配か?」

「いや、そんなんじゃないけど・・・。」


ちょっと気になるんだもん。


「やっと俺達の愛に勝てないとでも思ったんじゃないか?」

隆志は、嬉しそうに、フッと笑う。


「ばか!そんなわけないでしょう?」

私は恥ずかしいのか何なのか、ちょっとムキになって顔を膨らます。


「早く俺と結婚すれば、こんなにわざわざ行き来しなくてもいいのに。」

「もう、そんな事言うと、もう家に入れないよ!」

「早く俺のものになれよ。」

「やだっ!」


こんな会話も日常茶飯事。

でも、隆志とじゃれあってるのも、ちょっと楽しかったりしてね。


「あっ、そういえば、今度の土日私家にいないから。」

「男と浮気か?」

「はぁ?そんなわけないじゃん!それに、浮気も何も、私付き合っている人いないし!ただ、実家に帰るだけよ!お母さんのお友達が結婚するの!」

「ふーん、それに花音もその式にでるんだ。」