隣の彼はイケメン兄弟?!

「んー、いい匂い♪」

「あっ、カルボナーラ作ったんだけど食べる?それとも食べて来ちゃった?」

「食べる、食べる♪」



リョウは子供のように喜んでくれている。



「お風呂先に入る?それとも、先に食べちゃう?」

「おぉ!それって、帰ってきた旦那さんに『あなた、夕飯にします?それともお風呂になさいます?』って感じだぁ!」

「バカ。で、どっちよ。」

「先にお風呂に入る♪」



リョウがお風呂に入っている間、私は夕食の用意をした。

そして、いつものようにさっぱりした!という顔でリビングに戻ってくるリョウに、私はドキッとした。


「リョウ!髪の毛濡れてる!」


私はドライヤーを洗面所から持ってきてリョウに座るように言った。


「座って!」

「えっ?」

「早く乾かさないと、パスタ冷めちゃう。」


そう言うと、私はリョウの頭を乾かし始めた。