隣の彼はイケメン兄弟?!

そして、リョウがうちのお風呂へ入りに来る最後の日。

隆志の急ぎの仕事は無くなったので、私は普通に定時で帰らせて貰った。


あっ、そうだ!何か夕飯作って待ってようかな?

でも、食べてくるかもしれないし。

そう思いながらも、私はパスタを2人分作った。

カルボナーラでいいかな。サラダもつければいいよね。


そして、約束の8時。

ピンポーン♪チャイムが鳴った。


「はぁ~い!」


私は玄関のドアを開ける。


「まったく!この前も言ったでしょ!僕じゃなかったらどうするのさ!」


リョウは玄関の前で仁王立ちして怒っていた。


「だって・・・。」

「だってじゃないっ!」


リョウは私の頭をポンッと叩く。

何だかリョウに頭を叩かれる感覚、嫌じゃない・・・。


そして、リョウは当たり前のように私の部屋へとあがってきた。