隣の彼はイケメン兄弟?!

本当は今日残って手伝いたいのだけど、隆志ごめんね。

明日の事はリョウには悪いけど、何処かでお風呂を入ってきて貰えばいい。

私は、時間の許す限り隆志の仕事を手伝った。

そして、時計を見ると、もう7時を回っていた。



「山下さん、明日この続きをやりますので、今日はすみませんが失礼します。」


そういうと、隆志はニコッと笑って「ありがとう」と言った。



「お先に失礼します。」

「お疲れ様。」



私は急いで家へ帰る。

そして、家へ着いたのは8時前。

リョウが来る時間にはギリギリ間に合ったのだった。


しかし、一息つく間も無く、ピンポーン♪玄関のチャイムが鳴った。

もう来たの?

私は玄関のドアを急いで開ける。



「いらっしゃい!」

「全く、誰だか分からないのにドアを開けるなよ。」


溜息を付きながら私の部屋へ入るリョウ。

ん?この言葉、前に隆志にも言われた気がするわ・・・。