隣の彼はイケメン兄弟?!

「なんでもないっ!」


その言葉と同時に、リョウは私の頬に手をあてる。

そして、リョウの方へと優しく向けた。


「花音・・・?顔、真っ赤。」

「うるさいわねっ!」

「風邪?」

「そんなんじゃないわよ!」

「花音?」

「リョウがいけないの!そんな格好だから!」

「僕のせいなの?」


あっ・・・言っちゃった。


「花音?」

「リョウがちょっと色っぽかったからドキドキしちゃったの!」


その言葉にリョウは一瞬驚いていた。

そして、徐々に笑顔になっていく。