隣の彼はイケメン兄弟?!

それでも、裸は裸よ!

私は思わず目を瞑る。



「早く閉めて!」

「別にいいのに。花音なら。」

「意味分からないっ!それより、バスタオルは?」

「だから忘れたってば・・・。」


私は持って来たバスタオルをリョウに差し出す。


「花音、もうドア閉めた。」


私はホッとして目を開ける・・・って、全部閉まってないじゃないっ!


「リョウ!」

「あはは、ごめんっ!でも、こんな手にひっかかるなんて!」


リョウは大笑い。


「リョウのバカっ!」


私はその場にバスタオルを置くと、ずんずんと部屋へと戻った。

後ろの方で「花音ごめんっ!」って聞こえた気がするけど、もう知らないっ!