隣の彼はイケメン兄弟?!

「はぁはぁはぁ。何なのよ!あの人!」



私はドキドキしながら玄関で座り込んだ。

考えただけで心が落ち着かない。

イライラする!


だって、キスよ?初対面の人にキスされたのよ?!

そりゃ、今までキスしたは事あるけれど・・・。

それとこれは違うっ!



それから私は、今あった事を忘れるかのように、部屋の整理を黙々とした。

でも、このイライラはなかなか消えない。


「もうっ!」


私は、手元にあった小さなクマのぬいぐるみを壁に放り投げる。


「片付け・・・1日では終わらないかな・・・?」


疲れたしもうそろそろ寝よう。

今日は色々ありすぎた。



私は放り投げたクマさんを手元に引き寄せ、「ごめんね」と抱きしめたのだった。