「んもーッやだッ!!」 逆ギレタイプな琴音は シャーペンの芯を思いっきり出し 思いっきり折った。 それは リアルで地味にウザい作業であった。 「分かんないしだいたい恋愛科って何だよ死ねぃッ!!……ってそーだ吹奏楽……悔しいし…あーッでもでもダルいよッ…でも」 「ストップっ!」 百面相…でもないけど 琴音の愚痴やらなんやらは 水瀬によって止められる。 「何よ水瀬!」 琴音はシャーペンを水瀬に向けた。